本事業は、IT分野人材育成協議会からの概ね５年後の必要人材育成像の情報と本事業の最新技術調査の結果を検討し、教育カリキュラム・教育教材を開発し、その検証を実施します。IT分野人材育成協議会とは、情報の共有、委員・専門人材の共有、事業の方向性や教育プログラムの開発内容の調整、産学連携体制構築の指導を受けるなどで連携します。

各機関の役割・協力事項について

○協力専門学校

・育成人材像の明確化（専門学校の教育領域の検討）（各校の今後の方向性に関する資料提供）
・技術調査への協力（調査依頼先候補の紹介、ヒアリング調査同行及び実施）
・教育プログラムの検討～作成協力（各校の教育カリキュラム・シラバスの提供及び今後　の教育カリキュラムの協議・検討、教育項目の洗い出し、教材内容の洗い出し、参考資料の提供）
・指導者育成プログラム作成協力（今後不足する教員の知識・技術の洗い出し、研修項目の洗い出し、研修時間の設定に関する意見、参考資料の提供）
・実証講座実施協力（実証講座の告知（学生・卒業生）、講座運営補助（教室のセッティング、機材にセッティング等））
・指導者育成研修会運営・実施協力（研修会の告知（自校の教員）、受講する教員の派遣、研修会運営補助（教室のセッティング、機材にセッティング等））
・モデルカリキュラムの正規課程への導入検討
・成果の活用・普及　

○協力企業・団体

・組込み業界のIoTへの対応状況調査支援・協力（調査依頼先候補の紹介、団体の会員一覧の提供、会員企業への協力依頼）
・組込み技術・IoT技術の最新情報提供（組込み・IoTの業界情報提供、業界団体が行った調査情報の提供）
・今後の組込みシステム技術者必要技術調査支援・協力（調査依頼先候補の紹介、団体の会員一覧の提供、会員企業への協力依頼、類似調査の情報提供）
・産学連携教育カリキュラム作成支援・協力（産学連携事例と教育カリキュラムの資料提供、産学連携の企業ニーズの意見集約、実施・連携先企業の紹介）
・企業内実習実証実施協力（企業内実習実施、実施先紹介、実施結果の所感取りまとめ）
・学内実習実証実施協力（学内実習課題設定、講師派遣、学生評価、実施結果所感取りまとめ）
・教育プログラムの評価、検証協力（企業の視点の評価項目作成、評価者の派遣）

○IT分野人材育成協議会

　平成29年度より本会が受託している文部科学省の産学連携体制の整備事業で組織した産学官連携のコンソーシアム
　教育機関　専門学校27校　企業　11社、企業団体　5団体、行政機関　2機関　が参加しています
　企業団体では　一般社団法人コンピュータソフトウェア協会、一般社団法人Rubyビジネス推進協議会、一般社団法人東京都情報産業協会等が参加しています。
　行政機関では、経済産業省近畿経済産業局地域経済部次世代産業・情報政策課、独立行政法人情報処理推進機構（IPA）が参加しています。
　本事業は、上記事業と連携した、ビッグデータ・IoT領域の人材育成についての取り組みとなります。

・組込み・IoT分野育成人材像の共有
・教員の必要能力の情報共有
・産学連携教育の在り方に関する情報提供
・業界団体、行政からの意見集約と情報共有
・実証講座の検証結果確認
・評価手法の検証
・事業評価